2018年5月22日

本当のデトックスとは

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一部の若い人の間で流行っている「デトックス」についてです。
「デトックス」という言葉は、日本では21世紀になってから一般に知られ、
それ以前なら、「解毒・毒の排出・老廃物の除去」
などの日本語が当てはまるものです。


以前、「デトックスに興味あるんです」と言うC子さんと話す機会がありました。
そのときのことを思い出しながら書きますね。
初めに書きますが、デトックスについては懐疑的な内容です。
体調や気分が悪いのを体内に溜まった毒素の影響だと信じ、
それを身体から出すために人生を使っている人もいますが、
そんな人が、自分の行動を客観視するチャンスになればと思います。


デトックスの代表的な一例として、
「溜まった毒を出すために患部から血を抜く」という方法を聞いたことがありませんか?
さすがに「血を抜く」という方法は、現在ではなくなりましたが、
マスターは、商業デトックスの考え方の多くが、それに近いと思っています。


「デトックス」という言葉を使った製品や施術がある場合、
その本質は、人間の中の毒素を排出するというものではなく、
「商売デトックス」だと思って間違いありません。
その仕組みは、「アーユルベーダ・ヨガ・マクロビ」カテゴリーや、
「ダイエット」カテゴリー、「エステ裏話」なんかで触れたものと同じです。
人の健康より、「どうやってお金を稼ぐか」が優先になってしまいがちなんです。


でもなぜ現在、一部で「解毒」が流行っているんでしょうか?
それは、「解毒」という言葉が健康や美容に関連付け、
カタカナ文字の「デトックス」になると、「健康ビジネス」になるからなんです。
たとえば、「霊媒師」よりも「チャネラー」の方がビジネスにしやすいのと同じことで、
「解毒」よりも「デトックス」の方が信じやすいですよね。
たとえばもしみなさんが、20年前、「解毒しませんか?」なんておじさんから言われたら、
逃げるはずです。
しかし、「解毒」という行為は同じでも、女性芸能人から
「デトックスしませんか?」と言われたらどうでしょう。


若い女性に人気がある女性芸能人を美容や健康の象徴として起用し、
「デトックス」という言葉を使って解毒を薦めれば、一部の若い女性が追従します。
これで「デトックスビジネスの流行」の完成です。



◎デトックスの効果は?

もちろんどんなデトックス商品でも、ある程度の精神的な効果はあります。
デトックス商品を試せば、「すっきりした・元気になった」と感じる人は必ず出てきますから、
デトックスの効果があったことになるんです。
でもそれは、「投資した分を取り返したい・信じたい」という心の問題であったり、
たまたま購入した時期が、体調が良くなるタイミングだったということがほとんどです。
デトックス商品を使わなかった場合と、そうじゃない場合を、
「同時」に比べることはできませんから、実際の効果はわかりません。


2通りのパターンを同時に比べることができない・・・
健康関連商品の効果について話をするとき、
2通りのパターンを同時に比べることができないのがポイントです。


たとえば、デトックス商品として、なにかのサプリメントを飲んだとします。
すると、それを飲めば「飲んで体調が良くなった」と感じる人は必ず出てきます。
でも、飲まなかった場合でも体調が良くなったかもしれません。
同じ人が同時に実験できないため、効果の有無が明確にわからないわけです。
マスターが「頭痛のときにカレーを食べたら治った、カレーは頭痛に効く」と言うと、
みなさんは「たまたま治るタイミングだったんでしょ」と笑うかもしれませんが、
「商売デトックス」の商品は、これとほとんど同じことです。


「商業デトックス」は、効果を比較できないからこそ、手軽にビジネスとして成り立つんです。


「デトックス」という言葉を使う多くの会社は、
詳細なデータを持っていないはずです。
また、データを公表しても、おそらく実際は根拠不足や「作られたデータ」です。
仮にあなたが「おたくの商品で体調が良くならなかった」と言っても、
業者は、こう言います。
「実際に治った人がいるんだからこの商品はデトックス効果があるんです、
効果がないと感じるならそれは個人差の問題です」


もちろん最近は「効果がないなら返金します」と宣伝する業者もあるようですが、
それはそれで、顧客にお金を返しても、儲かるような計算があるからです。
簡単に言えば、
「実際は返金に応じない」
「返金手続きを複雑にしてあきらめさせる」
「返金すると言っていつまでも引き伸ばす」
などです。



◎本当のデトックスとは

一般的な有害物質の排出は、身体が勝手にやってくれます。
運動をすることや水を飲むことで、
人の身体は常に良好な状態を保つように動いています。
しかし、ストレスを溜めてしまうと、人間が本来持っている解毒機能が活かされません。
ストレスによって、デトックスに関する脳からの指示が的確に出なくなるからです。
一例として、「塩」について以前も書きましたが、塩は生命維持に必要なもので、
人間にとって「足りない」という状態は危険です。
ですから、まずは必要以上の塩を体内に摂りこみ、
それを排出することで、人は体内の塩分濃度を適切に保つわけです。
塩を排出するには、水が必要になります。
そこで登場するのが、「水を飲みたい」という脳からの指示です。
この指示が、なんらかの原因で適切に出せなくなると、
体内の塩の濃度を調整することができず、体調がおかしくなります。


「脳からの指示がおかしくなる原因」というのは、主にストレスです。


みなさんも経験があるかもしれませんが、過剰な悩み事や心配、
不安、恐怖などがあると、食欲不振や過食になりますよね。
脳からの信号がおかしくなり、
「体重を良好に保つための食事の量」をキープできなくなるからです。
あなたが必要以上に太ってしまえば、多くの病気のリスクが増えますから、
その場合、食べものは全て「毒」になるわけです。


ですから、ストレスを溜めないことが最良のデトックスになるわけです。


付け加えますが、ストレスを溜めないというのは、「普段の生活の中で」ですよ。
毎日長時間の瞑想をしていなければ心の平和を保てないとか、
決まった時間に決まった栄養の健康食に頼らなければストレスを抱えてしまうとか、
入浴時間は毎日2時間以上必要とか、
そんな生活パターンでストレスを抱えないようにするのは本末転倒です。
本質的な視点から見れば、ストレスがあるからこそ、そんな生活になるんです。


「毒が溜まったから出さないと身体がおかしくなる!」
という「心配」も、ストレスの一種です。
商業デトックスでお金を得ようとしている会社は、
「世の中は毒だらけだ・あなたには毒が溜まっている」と宣伝します。
その宣伝を信じると、ストレスが溜まってしまうんです。
しかも、そんな宣伝をする商業デトックスの会社の社員全員が、
自社製品を使っているわけではありません。
飲み歩いて不摂生をしても、自分に毒が溜まっているなんて思わないでしょうし、
溜まっているとしても、自社製品はデトックスに効かないと思っているからです。


また、医師でさえ、メタボやうつ病になる人がいるということは、
学問も人間も不完全だということをはっきり示していることになります。
そんなことも参考にして「デトックス」について考えてみてください。
「デトックス トンデモ」などで検索すると、視野が広がると思います。



◎まとめ

みなさんは、体内の毒を排出するために生きているんでしょうか、
そもそもみなさんの体内に「毒」は溜まっているんでしょうか、
そして「毒」とはいったいなんなんでしょうか。


世の中には、「溜まっている毒を出そう!」と宣伝し、
根拠もない健康グッズを売り、お金を稼ごうとする人たちがいます。
一方で、本質を学ぼうとせず、デトックス業界の言葉を信じ、
一生懸命デトックスに励む若い人たちがいます。
若いみなさん、「大人が言ってるんだから本当だろう」などと思わないでくださいね。
「商業デトックス」業界の大人たちは、稼いだお金で、
本物の毒である「お酒」を飲んで、若い女性たちを追いかけている人もいます。
人の心の中に毒がある限り、人類は「デトックス」から解放されません。


もうわかりましたよね。
「本当のデトックス」とは、「心の中の毒を取り除くこと」なんです。
心の中の毒を取り除くことで、人は本来の力を発揮できるようになります。
その結果愛をそそぐことができるようになり、愛されるようになるわけです。



<参考>
デトックスに限らず、若い女性がおちいりやすい誤解については、
以下のサイトがある程度参考になると思います。
http://www.sciencecomlabo.jp/index.html
このサイト内の「デトックス」も読んでみてください

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今日は思ったよりヒマで、ペンキを塗ったり、
パソコンで調べものをしたり、居眠りをしたりと、のんびり過ごしました。
そうそう、ハンモックにも揺られました。
妻は屋外で草抜きや布団干し、スタッフたちもそれぞれ出かけたり、
本を読んだりして過ごしました。
みんなのんびり過ごした一日でした。


常連さんからワラサ魚の刺身をいただきました
夕食のとき、娘がすごい勢いで食べました
















マスターの勉強のために妻が借りてきてくれた本です
読書をするとなにかひとつは得るものがあります

















余談:
人間は、なにか失敗するまでは、自分がやりたいようにやり、人の助言は聞きません。
子供は大人が助言しても話を聞かず、「いいの!」と怒ることがよくあります。
実際にマスターもそうでした。
若いうちはそれでいいと思いますが、「そろそろまずいな」と思っている人は、
なにかに失敗したときは、他人の言葉に耳を傾けてみてください。
きっと一人だけで考えるより早く本質に近づけるはずです。